アートとサイエンス

カメラ・オブスクラ (camera obscura) とは?

 
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紙に小さな穴を開けて、頭上にある部屋の電灯の光がその穴を通って机に当たるようにしてやると、机の上には電球の形が映し出されて見えます。同じ事ですが、箱を用意して一つの面に針穴をあけておくと、箱の内部では穴と反対側の面に風景などが逆さまになって映し出されます。この装置はカメラ・オブスクラ(camera obscura;暗い箱、という意味)と呼ばれています。要するにピンホールカメラの原理と同じです。

手ごろな大きさの箱が一つあればカメラ・オブスクラを簡単に自作できますが、自分の家で自分の部屋自体を巨大なカメラ・オブスクラにするということもできます。そのためには部屋を真っ暗にする必要があるので、アルミホイルで窓を塞ぎ、外からの光を入れるための小さい穴を一つ開けておきます。

pinhole

部屋の中に幕をたらしておくと、窓の外の景色がそこに投影されます。

Outside(窓を塞ぐ前の外の景色。)

Projected(幕に投影された景色)

この現象自体は古くからよく知られていていました。特に、イスラムの科学者イブン・アルハイサム(Ibn al-Haitham, 965年-1040年)がカメラ・オブスクラの実験を行い、光が真っ直ぐに進む性質のために、このようにひっくりかえった像が映し出されるのだという説明を与えたことで有名です。
CameraObscuraExperiment

Science in a Golden Age – Optics: The True Nature of Light (7:42-からカメラ・オブスクラの実演)

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