カエルやイモリの受精卵は、最初の2回の卵割は縦に区切りが入ります。4細胞期はまだおのおのの割球の大きさが同じということになります。しかし、3回目の卵割は水平方向にきるようになり、しかも赤道上ではなくて動物極寄りの平面で切れるため、動物極側の4つは小さめで、植物極側の4つの割球が大きいという状態になります。つまり3回目の卵割は、不等割であるといえます。このことを下のイモリの卵割の動画で確認してみましょう。
040709生物・イモリの産卵発生幼生
アフリカツメガエルの発生でも、このことを確かめてみましょう。下の動画をご覧ください。上からみた構図なので、若干わかりにくいかもしれませんが、3回目の卵割が水平に入り、その平面が赤道面よりもずっと上側(動物極側)になっていることがおわかりになるでしょうか。動物極側は色素が多くて濃い茶色ですが、植物極側は色素が薄くて白っぽくみえています。
アフリカツメガエルの発生