ニーナ・フェアウェル『男というもの』(1955年)(原題『The Unfair Sex』(1953)という本の内容がツイッターで紹介されていました。年代ものの本ですが、男の性(さが)は不変なので、現代でも役に立つとお思います。だれのやねん?これから初めて男性に接する若い女性のために書かれた本です。
男性経験がないもしくは少ない女性が男性と関わる際に知っておいたほうがよい、男性の正体が暴露されています。また、こういったことに関して理解を深めることは、男性にモテる女性になるための秘訣ともいえます。
男というもの
すごい本を買った。1955年刊のニーナ・フェアウェル『男というもの』(原題『The Unfair Sex』1953)。
恋愛経験の浅い若い女性に、男性との渡り合い方を指南する本。女性を物として”獲得”したい男性たちのある種の狡猾さについて、これでもかと解説していく。(読みながらツリーで紹介してききます) pic.twitter.com/qlY6gZ31Jt
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) December 27, 2024
両性が目ざす目的のちがい
素性を明かさない匿名作家のフェアウェルは冒頭でこう語る。
“十八回目の誕生日に、まだ一人前でないと思われたくないばっかりに処女の純潔を打ち棄ててからというもの、わたしはいつも、娘たちのための案内書——男の扱い方についての手引——の必要を痛感してきました。”
訳が固いけどまず読んでみて! pic.twitter.com/WFGrLqhLsS
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) December 27, 2024
男であるかぎり、その動機と手段は卑劣
・女性が男性に友情を求めても、それと同質の友情を男性は女性に求めてはいない
・彼らはルール無視で女性に挑戦・占領・強襲、手に入れたらさっさと放棄して自慢
・よって無経験の娘には敵(男性)への知識を持たせた上で送り出したい「一部の…」とか言わないデカ主語でガンガン来るフェアウェル。 pic.twitter.com/Giugf8TBXM
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) December 27, 2024
本書が対象とする読者
・本書は純潔や処女性を重んじる女性たち用で男性が読んでもしょうがないぞ
・「本書に含まれる知識を身につければ、貴女はどんな男の相手にでもなれる資格があります」男性から娘たちを遠ざけるのではなく、「敵を知って身を守り、戦え!」と言うフェアウェル姐さん熱い。この先もさらにすごい。 pic.twitter.com/TDrqHIB0DZ
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) December 27, 2024
目次
目次もどうぞ。目次だけで飯が三杯食える読みごたえです。
可愛い動物のイラスト…と思いきや、全部しつこいオスから逃げるメスのようです。
あとちょいちょい校閲のあとがあります。そこトルんですね。 pic.twitter.com/2TwylH34Wr
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男の16の悦び:所有の悦び、復讐の悦び
第三章。嘘と企みと騙しで女性につけこみ思いのままにする男性の動機を《男の十六の悦び》として解説するフェアウェル。恐ろしいけど16個紹介します。
1 所有の悦び
「もつことには心地よい豪奢の気分がともないます」2 復讐の悦び
「女を屈服させる機会をねらって復讐するのです」 pic.twitter.com/tO9klLwJCQ— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) December 27, 2024
征服の悦び、立証の悦び
3 征服の悦び
「彼が手に入れようと大いに努めるのは、相手の娘ではなく、トロフィなんです」4 立証の悦び
「多くの男は、自分が男性として信ずるに足る存在であることを絶えず確認する必要を感じています」 pic.twitter.com/4XP22gABxC— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) December 27, 2024