波である光を伝えるために必要な宇宙全体を満たして存在する媒体エーテルに纏わるエトセトラ

かつて物理学においてその存在が仮定されていた「エーテル」に関するまとめ。

光をとしたとき、媒質が必要となる。これは音は真空中で伝わらないのと同じ理屈であって、一般に媒質なしには波は伝わらない。そのためにエーテルという仮想的な媒質が考え出された。‥ 宇宙空間にそのような固い物質が充満しているというのもおかしな話であるが、当時はその存在を疑う者はいなかった。‥ 1887年のマイケルソンとモーリーの実験は有名である。彼らは地球が絶対静止空間に充満しているエーテル内を運動するとすればその中を伝播する光が進む方向によって速度が違う筈であると考えて高い精度の実験を行ったが、そのような光の速度の違いは発見されなかった。この矛盾を解決するのは云うまでもなくアインシュタインの相対論である。https://ocw.kyoto-u.ac.jp/787_1/

  1. フレネルが提唱した“エーテルの随伴説”(1818年)http://fnorio.com/
  2. アインシュタインの特殊相対性理論(1905年) http://fnorio.com/