社内政治・社内調整の芸術

大学の研究者は新しくないことはやりませんが、大学の事務は新しいことはやりません。前例がないことをやるのが研究者であり、前例がないことはやらないのが大学事務職員というわけです。しかし、少子化が進んで学生を取り合う今の時代に大学が生き残るためには、大学は変化し続ける必要があります。前例がないことをやろうとしない集団は大学改革の足かせになってしまうのではないでしょうか。

それぞれの部署や課で思い思いに仕事をしている人たちは、大学全体のことを考えずに仕事している人も多く、部署間の意思の疎通もうまくできていなかったり、共通のビジョンがなかったりします。そのため、複数の部署が連携しないと実現できないようなプロジェクトを立ち上げたい場合には、各部署との意思の疎通が不可欠です。バラバラの組織はどうすればひとまとまりで一つの大きな仕事に向かうことができるのでしょうか。