Insulin and the Regulation of Glucose in the Blood
インスリン受容体のシグナルカスケードにより、グルコーストランスポーターが存在する小胞が膜に融合して、細胞膜上のグルコーストランスポーターの数を増す。
Insulin, Glucose and you (4:09)
小腸から吸収されたグルコースは血中に入り、全身を巡ります。しかし組織を構成する細胞にこのグルコースが取り込まれるためには、グルコーストランスポーターが膜表面上に必要になります。
グルコーストランスポーターを細胞膜表面に露出させるのがインスリンの働きです。
糖尿病1型では、免疫系の誤作動により膵臓のベータ細胞が破壊されてしまい、インスリンが産生できなくなります。
糖尿病2型では、インスリン産生量が十分でありません。また、グルコースを取り込むべき細胞がインスリンに対して抵抗性をもってしまいインスリンが働けないようにしてしまいます。
糖尿病では血中のグルコースを細胞が取り込めないため、必要なエネルギーを細胞が得られないということになります。
糖尿病1型の患者さんはインスリンが自分で産生できないため、自分で毎日何回かのインスリン注射をするか、インスリンポンプから受け取る必要があります。
インジェクションされたインスリンも体内で産生されるインスリンと同様の働きをします。
Insulin Signaling (Signal Pathways) (4:42)
Glucose Transporters (GLUTs and SGLTs) – Biochemistry Lesson (7:33)
GLUT1はインスリン非依存性。血球、BBB,心臓に発現
GLUT2もインスリン非依存性。肝臓、膵臓、小腸に発現。
GLUT3もインスリン非依存性。脳に発現。
GLUT4 インスリン依存的に機能する。骨格筋、脂肪組織、心臓に発現。
GLUT5もインスリン非依存性。フルクトーストラスポーター。
SGLTs