タマネギと葱(ねぎ)との違い

タマネギから生えてくる葉は葱のように見えますが、そもそも玉葱と葱は同じ植物でしょうか?違うものなのでしょうか?

タマネギ(学名 Allium cepa)の分類は、ウィキペディアによればゲノムにもとづいた分類法で、

植物界 Plantae 被子植物 amgiosperms 単子葉類 monocots キジカクシ目 Asparagales ヒガンバナ科 Amaryllidaceae ネギ亜科 Allioideae ネギ属 Allium タマネギ A. cepa

となっています。一方葱のほうは、学名 Allium fistulosumで、

植物界 Plantae 被子植物 Angiosperm 単子葉類 Monocots キジカクシ目 Asparagales ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
ネギ属 Allium ネギ A. fistulosum 英名 Welsh onion

となっており、種の一つ上の分類項目である「属」までは同じです。

ネギ属(Allium)はネギ亜科に分類される属。ラテン語のalliumはニンニクの意味で、臭いの程度に差はあるものの全体に強い「ネギ臭さ」を特徴とする。多くは多年生の球根植物である。鱗茎(球根)の大きさは種類によって異なり、直径2、3mmの大変小さなものから直径8~10cmのものまである。また、ネギ (A. fistulosum) のように、鱗茎を形成しない種類もある。形態を基にした新エングラー体系やクロンキスト体系では、ユリ目(新エングラー体系ではLiliiflorae、クロンキスト体系ではLiliales)ユリ科に分類されていた。(ネギ属 ウィキペディア

ネギ属(Allium)に分類されていて食材として馴染みの深い植物は、

があります。結局、たまねぎとネギは、どちらもネギ属に属していて近縁だが、種としては異なる、つまり別のものと言えます。