ショウジョウバエの寿命
Q: ショウジョウバエは何日くらいで親になりますか?
A: キイロショウジョウバエの場合、25℃で飼育すると、卵が生まれてから約220時間(10日弱)で成虫になります。成虫になった翌日には もう卵を産み始めるので、1年間で30代近くの世代を重ねることも可能です。
Q: ショウジョウバエの寿命はどのくらいですか?
A: 実験室で大切に育てると、60日位は生かすことができます。野外では、外敵も多く、環境条件も厳しいので、これよりずっと短いと考えられます。(ショウジョウバエに関するFAQ)
フタホシコオロギ(Gryllus bimaculatus)の寿命
ラボの飼育条件下で, コオロギは成虫の寿命(成虫脱皮してから死ぬまでの平均時間)が約20日である。これは, 昆虫でボケの報告があるショウジョウバエ(50日) よりも短い。ボケの研究が盛んに行われているマウスでは寿命が約3年間なので, 材料を準備するのが大変である。ボケの研究において材料の寿命が短いことは利点といえよう。(総説 コオロギの匂い学習と記憶 東北大学・大学院・生命科学研究科 松本幸久)
ヨーロッパイエコオロギ( Acheta domesticus)の寿命
ヨーロッパイエコオロギ:餌用のコオロギとして、現在ではフタホシコオロギと本種の二種がメインに流通しているわけですが、その理由は何と言っても、この二種が「一年中、繁殖が可能」だったことです。日本に生息しているコオロギ(エンマコオロギなど)は基本的に秋にしか繁殖できません。 … 温度にもよりますが、産卵から早くて8日程度、遅い場合は2週間ほどで孵化し、非常に小さな幼虫が大量に得られます。幼虫の飼育は基本的に前述したような飼育でいいのですが、特に孵化したての初令の幼虫は水が切れると、あっけなく死んでしまいます。前述したような赤玉土入りタッパーだけでは、水分補給に不安があるときは、生野菜などをこまめに与えて水分を摂らせる必要があります。こうして飼育していけば、孵化から一ヶ月~一ヶ月半ほどで成虫になり産卵が可能になります。(餌としてのイエコの飼育 ALLABOUT 執筆者:星野 一三雄)
The cricket Acheta domesticus has a short lifespan (∼120 days at 30°C) and is omnivorous. (Influence of two methods of dietary restriction on life history features and aging of the cricket Acheta domesticus. Age (Dordr). 2011 Dec; 33(4): 509–522.)
エンマコオロギの寿命
エンマコオロギは卵の状態のまま地中で越冬した後、5月頃から孵化し始めます。幼虫は成虫と同様に雑食で、色々な物を食べて脱皮を繰り返しながら成長していきます。そして1.5~2か月くらいで十分に成長した幼虫は羽化をして成虫になり(8~11月頃)、成虫になってからは50日ぐらい生きて繁殖行動を行い、メスは3mmほどの長細い卵を地中に産卵し、死んでいきます。(コオロギの種類や生息する時期について。寿命はどれくらい? 知識の宝庫 2016年6月24日)
ゲンジボタルの寿命
国内では5~6月にふ化し、初夏に成虫となることが多いゲンジホタル。成虫の寿命は1~2週間と考えられており、非常に短いです。 … 通常ホタルの成虫は、水だけを餌とします。かといって湖などに直接つかることはできず、水滴から水を飲んだり湿度の高いところで蒸発される水分をとり込んだりしています。これは口が退化してしまったことで、水分摂取以上の行動がとれないためです。(ホタルの寿命はなぜ短いのか マイナビニュース 2013/11/29)
蚊の成虫の寿命
Adult mosquitoes’ lifespans vary from a few days to several months, depending on the species. Some mosquitoes live only in the summer and die when cold weather comes, but their eggs survive the winter and hatch in spring. Others hibernate during the winter as adults, so their lifespan as full-grown mosquitoes lasts for months, continuing into the following year. (http://www.mosquitoreviews.com/mosquito-lifespan.html)
カゲロウ(学名Ephemeropteroidea)の寿命
学名はギリシャ語でカゲロウの寿命の短さに由来する。ephemera( εφημερα )の意味は、epi = on, hemera = day (その日1日)。翅 pteron( πτερον )。口の構造は退化的で、通常は摂食機能はない。成虫は餌を取らず、水中に産卵すると、ごく短い成虫期間を終える。幼虫時代は一般に脱皮回数が多く、通常でも10回以上、時には40回に及ぶものもあると言われる。幼虫の期間は半年ないし1年程度で、終齢近くのものでは翅芽が発達する。不完全変態であり、蛹にはならない。羽化の時期は春から冬まで種や地域によって異なる。初夏の頃が最も多く、時間も夕方頃が多い。羽化場所は水中、水面、水際など種によって異なっている。羽化したものは亜成虫 (subimago) と呼ばれる。この亜成虫は、飛び立って後、別の場所で、改めて脱皮を行い、そこで初めて真の成虫になる。(ウィキペディア)
食事を減らすと長生きできる?
食餌制限によりラットやマウスの平均寿命および最長寿命が延長することは古くから知られています。ショウジョウバエ、線虫などの昆虫や魚類などの多くの動物でも食餌制限により寿命延長することから、食餌制限は寿命のメカニズムと密接に関連していると考えられます。 (加齢速度と環境因子(温度・食餌・冬眠)-誕生から死までの生物時間の流れ- 東邦大学 薬学部 生化学教室 高橋 良哉)