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パターン認識、機械学習の入門書:ビショップ「パターン認識と機械学習」

パターン認識、機械学習の入門書の決定版と言えば、Christopher M. Bishop著、Pattern Recognition And Machine Learning (Information Science and Statistics)

本書の良さは、フルカラーなので、グラフや図が非常に綺麗で見やすいところです。

邦訳が出ています。この教科書は文章による概念の説明も非常に丁寧なので、日本語で読むと理解が早いです。日本の機械学習の専門家らによる翻訳で、訳出途中に著者であるビショップさんとやりとりをしてミスなどを修正したり不明瞭な点を明確にしていくという作業が行われたそうなので、非常に完成度の高いものになっていると思います。原書は1冊ですが邦訳は2冊に分かれ装丁が異なります。紙の質が変わっただけでだいぶ本を開いたときの印象も変わっています。
C.M.ビショップ パターン認識と機械学習 (上)元田 浩、栗田 多喜夫、 樋口 知之 監訳
C.M.ビショップ パターン認識と機械学習 (下)元田 浩、栗田 多喜夫、 樋口 知之 監訳

この本を読み進めるための補助的な本も出ているようです。

『パターン認識と機械学習の学習 ベイズ理論に挫折しないための数学』

地方・小扱い書誌近刊☆新刊案内のウェブサイトによると、

  1. サイボウズ・ラボで行われた「パターン認識と機械学習」(PRML)の社内読書会のためのアンチョコ(教科書ガイド)
  2. 出てくる数式を手抜き無しのガチンコで展開しつつ,それらを理解するのに必要な数学の道具(積分の変数変換,行列の各種操作)なども平行して解説
  3. いくつかの定理は証明せずに認めますが,可能な限りself-contained

だそうです。