法人文書の開示請求をしても、たいてい都合の悪い文書は不開示になったり部分開示になって真っ黒に墨塗された文書しか見せてもらえません。そうなると裁判で争うしかなくなります。弁護士さんに頼むお金がなければ自分で全部をやるほかありません。
情報開示請求のための行政訴訟のやり方をネットや本でみてまとめてみようと思います。
判例の検索
行政訴訟を起こすには訴状を書く必要がありますが、自分の主張を支持するような判例を挙げて裁判官を説得する必要がありますので、まずは判例がないか調べる必要があると思います。
データベースを利用した判例の調べ方
裁判で勝ちたければ、似たような過去の事件の判決がどうだったのかを徹底的に調べ上げる必要があります。最高裁の判例は大事です。裁判所ウェブサイトに「裁判例検索」があります。
判例の引用の記載
九州大学付属図書館に、説明がありました。例えば、
最(三小)判 平18.3.27 平17(あ)第2091号 刑集60巻3号382頁
と書いてあれば、その意味するところは、
裁判所名 裁判の種類 裁判年月日 事件番号 出典
なので、当てはめるなら、
最高裁判所第三小法廷 判決 平成18年3月27日 平成17年度の2091番の刑事上告事件 『最高裁判所刑事判例集』60巻3号382頁
ということだそうです。ここで、(あ)は刑事上告事件 (符号の説明)を意味します。