統計力学の教科書:田崎晴明著 統計力学I,統計力学II(培風館)

日本の大学教授が執筆した教科書は、無駄を削ぎ落としてものが多いせいか初めて学ぶ学生の立場からするとあまりにも無味乾燥で、一体何の役に立つのかもわからず、見通しがないため勉強するモチベーションが全然湧かないものが多いように思います。それに対して、田崎晴明先生の書かれた文章、教科書は非常にわかりやすく、何が面白いのかがはっきりと示されていて、初学者にとっては勇気付けられる部分が多いのではないでしょうか?

著者のホームページで、本書の執筆の動機、狙い、想定する読者、教科書の構成などの説明を読むことができます。→ 統計力学 I, II(培風館、新物理学シリーズ) 本書の特徴