曲線座標(Curvilinear coordinates):円柱座標、球面座標

以降の議論では、カーテシアン座標系と曲線座標系の関係について述べる。ここで取り扱 う曲線座標系は直交座標系に限る。曲線座標系と言っても、おなじみの円筒座標系や極座 標系のことである。(山本昌志(秋田工業高等専門学校) 座標系と微分演算子 3 座標系の変換 2005年1月9日)

座標系として最も一般的なものは,x, y, z 成分を使った直角座標系である.しかし,他にも円柱座標,球座標,だ円座標,放物線座標など様々なものがある.現在までに3成分で変数分離可能な座標系は11個あるといわれている(Moon & Spencer, Field Theory Handbook ).11個の座標系を全て紹介することは,かえって混乱を招き,理解できなくなる恐れがあるので,ここでは3つの座標系(直角座標,円柱座標,球座標)のみに限定する.(山口芳雄(新潟大学) 第2章 座標系