アメバTVでやっていた亀田一家の3大挑戦が面白くて、結局全部見てしまって、正月1月1日が終わってしまった。しかし、とても満足な内容だった。
第一弾は、亀田3兄弟の従兄弟の亀田京之介のデビュー戦。練習風景とかが映ったときにはパンチのスピードとかめっちゃ速いなあと思っていたが、いざ試合になると相手も同じかそれ以上に速いパンチを持っていて、結局亀田が負けてしまった。しかしいい試合だった。番組を仕切っている人たちは当然亀田が勝つものと想定していたのか、お葬式のように暗くなっていた。自分は、亀田京之介のパフォーマンスよりも、対戦相手の木元紳之輔選手の動きのほうが試合後まで目に焼きつくほど印象に残った。落ち着き、アグレッシブさ、的確なパンチ、すごく上手いと思った。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p3 ）
第2弾は、大人気YOUTUBERジョーブログのプロビュー、にして引退試合という、ボクシングをなめてんのかという企画。しかし、彼の真意を聞くと、YOUTUBERとして生きることを選んだ結果だということで、筋が通っているといえば通っている。相手はプロとしては先輩格。１，２、３、ラウンドはジョーが優性に見えたが、あとがない相手は4ラウンドはまるで別人のように猛攻撃を仕掛けてきてジョーは劣勢だった。最後の10秒くらいでジョーも意地を見せて、結果的には、３８－３７、３８－３７、３８－３７の僅差の判定で、３－０でジョーブログの勝利。この試合は非常に見ごたえがあって感動した。ジョーも昔亀田興毅とやったときの素人くささは皆無で、プロらしいいい試合だった。デビュー戦なのに非常に落ち着いた試合運びで、ただものではないものを見せていた。ふだんボクシングを見る趣味はないのだが、この試合は本当に感動した。両者とも気持ちが強くて、だからこそ凄い試合になったのだと思う。相手もプロとしての意地を見せて、本当に見ごたえがあった。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p4）
亀田×ジョープロボクサーへの道最終章〜デビュー戦&引退試合！応援してくれた皆、ほんまにありがとう。ジョーブログ【CRAZY CHALLENGER】2018/01/01 に公開
第3弾は勝てば1000万円企画。元世界チャンプと素人4人との対戦。素人とはいえ、格闘技経験者だったり、喧嘩に明け暮れていたような連中ばかりで、亀田大毅の丸い柔和なおっさん顔をみてると、大丈夫なんか？とずっと心配だった。しかし、1試合目で、殴りあうのが快感という狂犬のような目の怖い人との対戦をみて、安心した。打ってこない相手をやじって、余裕綽々だった。防御がうまくて全然クリーンヒットを受けないし、ときどき繰り出すフックとかが強烈であれをまともにくらった挑戦者はもう息がとまってしまうくらいの苦しさみたいで、だいたい今日の挑戦者たちはみな、一発ボディーに入れられたあとは動きがとまって、ぼこぼこにされていた。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p5）
第二試合のホストの人も敵ではなかった。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p6）
第3試合の貧乏な、美容室の息子は、奇抜な動きで善戦して、会場を大いに沸かせた。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p7）
第4試合は、自分は神だと豪語していたもと暴走族のヘッドという人。この人には亀田大毅は手加減なしで、最初から容赦しなかったので、ほとんど試合にならなかった。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p8）
これで終わるとなんだか足りない気分になっただろうが、実は亀田大毅が、第一試合の挑戦権をネットでの投票に敗れて逃した介護のお兄さんと1ラウンドだけの試合をやってあげようという提案をして、このスペシャルマッチが急遽実現した。かいごのごと予防のぼうで、ゴボウ先生とよばれていたこの人は、高校時代にインターハイで地区優勝するなどのアマチュアながらボクシングの経験者だった。こういう経歴の人だったから、きっと、亀田大毅も心遣いをみせたのだと思う。急遽リングにあがったゴボウ先生は積極的にパパンチを繰り出して、善戦したが、後半は亀田大毅が本気のパンチを繰り出して、ボディーにいれられた ゴボウ先生はたまらずスタンディングKOでカウントをとられた。なんとかファイトに戻ったがもはやなすすべもなく再度打ち込まれて本当にダウンして、TKOになった。腹にパンチをくらって本当に苦しそうだったが、よくこらえたと思う。この試合は、みていて、亀田大毅の優しさが出ていて、その気持ちを感じて、感動した。ボクサー経験者にしてみれば、元チャンプと拳を交えることができるというのは、本当に夢のようなことだったろうと思うので。他の4人の挑戦者が「勘違い」して出てきているのと異なり、ボクシングをやっていた人にとっては、このマッチがどれだけ価値があるんだろうということ。折角万端の準備をして当日会場入りしたのに、インターネット投票に負けて挑戦権を逃したゴボウ先生に、報いてあげたいというやさしさだった。最後は容赦なくパンチを浴びせたのも、なんだか強烈なレッスンだったと思う。（ビデオ https://abema.tv/video/episode/90-845_s1_p9）
試合前の煽るビデオでは、元喧嘩少年たちが強がりを言って、どうなるんだろうと不安だったが、蓋を開けてみれば、まさに大人と赤ん坊くらいの差があった。亀田大毅の防御の上手さ、パンチの速さと重さは、見ごたえがあった。喧嘩が強い人たちは、防御がみな全然できていなかったから、もとチャンプが本気で攻めたら、ひとたまりもないという当たり前のことがよくわかった。
エンターテイメントとしては大成功だったと思う。なにしろ貴重な1月1日の半日をまるまるアメバTVを見て過ごしてしまったのだから。「勝てば1000万円」と連呼していたが、よくきくと、「亀田大毅KOすれば1000万円」ということだった。きょうの5試合をみたら、判定がちでなくKOで勝つというのは天と地がひっくりかえってもありえないくらいの実力差だった。4試合めをさっさと片付けたのは、4人めの人が弱かったというよりも、亀田大毅がゴボウ先生との試合時間を作りたかったからではないかと思う。
もう番組は終わりかとおもって、目をはなした隙にどうやら「亀田興毅の現役復帰宣言」が飛び出したらしい。ツイッターをみるとそれ一色になっている。ちなみに彼は今31歳らしい。
【亀田大毅に勝ったら1000万円】亀田興毅、突然の”現役”復帰宣言！