投稿者「artsandsciences.jp」のアーカイブ

人生の成功法則・自己啓発・人生哲学・人生訓について

人生で成功できるかどうかは、いつどうやって決まるのでしょうか?そもそも何をもって成功というのでしょう。就きたい職業につくこと、結婚したい相手と結婚すること、成し遂げたいと思うことを成し遂げることなどでしょうか。それとも平凡でも幸せを感じられる人生を送ることでしょうか。人によって成功の定義は違うのだろうと思います。

いままでいろいろな本を読んできたり自分の人生を振り返って考える人生の成功法則を纏めておきます。

今一番大事な一つのことに集中し、それ以外のことはやらない

いづれか勝るとよく思ひ比べて、第一の事を案じ定めて、その外は思ひ捨てて、一事を励むべし。一日の中、一時の中にも、数多の事の来らん中に、少しも益の勝らん事を営みて、その外をば打ち捨てて、大事を急ぐべきなり。何方をも捨てじと心に取り持ちては、一事も成るべからず。(吉田兼好 徒然草 188)

どれが大切なものなのかと、よく思い比べて、一番重要な事を考えて決めて、その他のことはあきらめて、一つのことに打ち込むべきです。一日のうちにも、一時のうちにも、多くの取り組みたいことがやってくる中で、少しでも利益が多くなるようなことに精を出し、その他のことは放っておいて、重要なことを急ぐべきです。どれも捨てまいと心に執着するなら、一つの事もなし得ることができるはずもありません。(現代語訳 https://manapedia.jp/text/3651 徒然草『ある者、子を法師になして』の現代語訳と解説 著者名: 走るメロス マナペディア)

 

「自己ノ全力ヲ自己ニ最モ必要ナル事柄ニ集中セヨ」(湯川秀樹)https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2021/07/28/11568/

役を生きるのでなく自分を生きること

妻という役割を生きる、夫という役割を生きる、先生という役割を生きるといった、社会的役割や職業的な役割を生きるのでなく、自分という人間を生きることが充実した人生を生きるためには大事なことだと思います。そうでないと、子育てが終わったあとや定年退職した後に、自分というものを見失ってしまいます。

人生の目的が何かを知る

そもそも何をもって人生の成功とするのか、なんのために生きるのかをはっきりさせておいたほうがよいでしょう。そうでないと、一体何を目指して頑張るのかがわかりません。

グーグル生成AIいわく、ダライ・ラマ師は、The purpose of our lives is to be happy. と言ったそうで、自分もそう思います。幸せが人生の目的といっても、人生の終着点としてではなく、日々追求するものだと言います。

じゃあ、日々、何に幸せを感じるのか?という疑問が次に来ます。若いころ(20代)の自分は、ひとと一緒にいて共感するような場の中にいるときが幸せだと思っていましたが、ある人にどんなときに幸せを感じるか聞いたら、「一人でお風呂に入ってくつろいでいるとき」という答えが返ってきて驚いたことがあります。人それぞれなんですね。

一つ言えることは、幸せを感じるためには「快感」を感じる生理機能が必要だということです。体がヘトヘトに疲れていたり、大きなストレスにさらされていると快感を感じられないものです。

アメリカのビジネスマンとメキシコ人の漁師のストーリーは、人生の目的について考えさせられます。

An American businessman was standing at the pier of a small coastal Mexican village when a small boat with just one fisherman docked. https://bemorewithless.com/the-story-of-the-mexican-fisherman/ https://upcsterling.com/2018/07/02/grace-the-american-dream/

The Story Of The Mexican Fisherman – life motivation Dare to do. Motivation@DaretodoMotivationチャンネル登録者数 187万人

 

明るく振る舞うこと

暗い人は人から避けられますし、明るい人には人が寄っていきます。話しかけられやすい自分でいることは仕事で成功するうえでも、みんなとハッピーな気分を共有するためにも大事。

  1. 人前で明るくふるまえないあなたへ。「無理に人づきあいしなくていい」の真意と罠◆明るさについて【ぷろおご伊予柑の大預言】 401 三ツ星スラムの情報屋 三ツ星スラムの情報屋 2023年9月27日 05:22

 

笑顔

人と顔を合わせたときにニッコリとほほ笑むことができる人は、みんなを幸せにします。

事ある時も事なき時も終始笑顔で応接しよう。否、事ある時は一層笑顔を崩さぬように練習するべきである。研心抄 中村天風 中村天風財団(公益財団法人天風会)

 

今を生きる・今日を生きる・今やるべきことに集中する

一つだけ挙げるならこれに尽きるでしょう。成功できていない人はみんな、今やるべきことをやらずに先延ばしにしてだらだらと過ごしているんだと思います。テスト前の学生なら、今テスト勉強をやらなきゃ学校でいい成績がとれなかったり単位を落としたりするわけで、勉強をせずにゲームに逃げたりしている場合ではないわけです。研究者であれば、論文で評価されるのですから論文の執筆、投稿に全力を尽くしていないとおかしいのです。授業を受け持っている先生なら、自分が担当する科目の内容を熟知して、それをどうやってうまく生徒に伝えるかに腐心しないといけません。タイミングを逃すと、評価されないので、今やるしかありません。

NOW HABITなんてタイトルの本もありました。みんな同じことを言っています。デール・カーネギーの『道は開ける』(How to Stop Waorrying and Start Living)でも第一章で、「今日一日の区切りで生きよ」と説いています。『道は開ける』は実に久々(数十年ぶり?)に読み返してみましたが、こんなに面白い本だったのかと思いました。実は、2冊のベストセラー「人を動かす」と「話し方入門」のほうばかり読んで、「道は開ける」はあまり読んでいなかったのかもしれません。

子供の時には、もっと大きくなったらと言い、大きくなった子供は、大人になったらと言い、大人になったら、安定した職につけたらと言い、職につけたら結婚したらと言い、結婚したら子供が巣立ったらといい、子供が巣立ったら、定年したらといい、定年退職したら、もう過去を回想するだけで、新しいことを始める気持ちが亡くなっているという悲劇を説明していました。それって結局、人生がそのときそのときを生きていることによってのみ作られていたということをわかっていなかったからだというわけです。自分も、職位が上がったらとか、給与がもう少し上がったらとか、住宅ローンが払い終わったらとか、定年退職したらとか、生活の不安がなくなったら、とかいろいろこれがこうなったら何かを始めたいということを考えますが、人生はそういうものではないそうです。

今やるべきことをやるためには、気が散らないようにすることが大事です。いろいろなことに興味を持つことは大事ですが、今の場合は、それが災いします。ヤフーニュースをチェックしたり、SNSをチェックしたり、メールをチェックしたり、そういったことは今やる必要がないことです。

 

行動する

全然思い通りになっていない自分の人生を良いほうに変えたければ、昨日までとは違う何か新しい行動を今日とる必要があります。「行動する」ことができないひとがとても多いのではないでしょうか。やらなきゃいけないって頭ではわかっているんだけど、体が動かない状態です。

BJ・フォッグ『習慣超大全――スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』という本を本屋でみかけたのですがそこにはB=M・A・Pという方程式が書いていました。

Behaivor(行動)=Motivation(動機)xAbility(能力)xPrompt(きっかけ)

というものです。なるほどなと思いました。確かに、自分が行動できていない原因を考えたときに、これらのどれかが欠けていると思います。このなかの「能力」に関していうと、実際の 能力ではなくてその人の思い込みが大きいと思います。やればできるのに、できないんじゃないかという「恐れ」があるために見かけ上能力が低くなっているのです。やってみたら思ったより簡単だったということはよくよく経験することです。行動するためには、「恐れ」の原因が何かを自分で追求してみるのがいいと思います。失敗したらどんなに恐ろしいことが待っているのか?たいていの場合、命を取られるようなこともなく、他人に笑われるかもと思っていても実は他人は全然あなたのことなんて気にしていませんよといのが実際のところです。

行動に移したければ、モチベーションを高め、能力を磨き、恐れを取り除き、きっかけがあればすぐに便乗するという態度が大事です。「恐れ」のルーツは子供時代にあったりします。自分も電話を家で受けたときに、電話のあとで「ちゃんと挨拶できていなかった」と親から怒られるのが日常でした。そのせいなのか、自分はひとと話すのが苦手です。そうはいっても仕事上、人前で話すことはいろいろあります。人前であたふたしないように、できるだけ早くから準備をしっかりするようにしていたらなんとかこなせることがわかりました。

 

締切りを守る

ダメダメな学生は課題の提出が遅いです。ダメダメな社会人も期限を守りません。締切りはたいていの場合、十分な余裕をもって設定されています。その締切りが守れないというのは、かなり赤信号だと思っていいでしょう。締切りを守っていれば、人生うまくいきます。

自分は夏休みの宿題を夏休みの最終日にまとめてやっていました。社会人になるとそれは通用しません。なぜなら、家族がいたら家族が急病になるかもしれません。余裕をもって終わらせていれば、不測の事態に対処できます。締切りを破るのを癖にしているといつかいたいめにあいます。