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NFAT(えぬふぁっと; Nuclear Factor of Activated T cells)

 
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NFAT(Nuclear Factor of Activated T cells)は、転写因子の一つです。NFATは、「えぬふぁっと」と発音されます。

下の動画は、T細胞が活性化したときに普段は細胞質中に存在する転写因子NFATがどうやって核内に入って転写因子としての活動を行うのかが、マンガで示されています。刺激されたT細胞では、CRAC(クラック)という細胞膜上にあるカルシウムチャネルが開き、細胞外から細胞内にカルシウムイオンが流入します。このカルシウムイオンが、細胞内のカルモジュリンに結合し、カルシウムが結合したカルモジュリンは立体構造を変化させて、軽しニューリンに結合し、カルシニューリンを活性化します。活性化したカルシニューリンはフォスファターゼ活性(脱リン酸化を行う)を持ち、通常リン酸化された状態にいるNFATを脱リン酸化します。リン酸が外れたNFATは核の中に移行することができて、そこで転写因子として働きます。それによって、さまざまな遺伝子を発現させることができます。
16 1 NFAT Activation

上の動画は最後にクレジットとしてJaneway’s Immunobiologyという免疫学で定番の教科書の名前を出しているので、このアニメーションの元となっているのはこの教科書の説明のようです。

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