アントニオ猪木『踏出力。―人間「アントニオ猪木」から何を学ぶのか』 創英社 2010年

アントニオ猪木の自伝です。一歩踏み出す勇気をくれる熱い本です。アントニオ猪木の名前はなぜアントニオ猪木なのか?の謎が解けました。ブラジルに渡った直後に力道山にスカウトされてプロレス入り。力道山の戦略で、ブラジル日系2世として売り出されたからでした。力道山が死ぬまでの間、片言の日本語で、ブラジル日系2世のフリをさせられていたんだそうです。不本意な試合をしたために力道山に木刀で殴られて半殺しの目にあって、彼に対して殺意を抱いたこともあったそうです。壮絶な修行時代を経ているのですが、なぜか文章は明るく爽やか。アントニオ猪木って明るい人なんですね。

本なのに、読んでいるとアントニオ猪木の熱量が飛び散って来そうな勢いです。


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