大学の生化学・生物学の定番の教科書・お勧めの名著

生化学の教科書は分厚いものが多いです。ヒマな大学生でもない限り、頭から全部読むのは無理でしょう。しかし、大人になって生化学の知識が多少あったほうがよい職業の場合は、あらためてこれらの教科書を読み直してみるとなかなか味わい深いものです。なにしろ、人間が生きることとは、生体内で化学反応が起きることなのですから。

Stryer

Lehninger

Principles of Biochemistryはレーニンジャー博士亡きあとも改訂が続けられています。

David L. Nelson, Michael M. Cox著『Lehninger Principles of Biochemistry』第8版  出版年月日: January 29, 2021 価格¥65,024(ペーパーバック版)

David L. Nelson, Michael M. Cox著『Lehninger Principles of Biochemistry』第6版 出版年月日:November 21, 2012 ハードカバー

David L. Nelson, Michael M. Cox, Albert Lehninger著『Lehninger Principles of Biochemistry』第5版  出版年月日:09 Apr 2008

David L Nelson, Michael M Cox, Albert Lehninger著『Lehninger Principles of Biochemistry』  第4版  出版年月日: 15 May 2004

Harper

Harper’s Illustrated Biochemistry 28th edition (PDF at awesomechem.files.wordpress.com, )

lippincott

イラストレイテッド生化学 原書7版 (リッピンコットシリーズ)

McMurry

マクマリーの有機化学の教科書の中の生化学に関する部分。

マクマリー生物有機化学[生化学編] 原書8版

 

生物学の教科書にも生化学の解説が多少あるので、一応挙げておきます。

Cambel

キャンベルの生物学の教科書は日本の大学の生命科学系の学科で指定教科書としているところが多いようです。邦訳は、キャンベル生物学 原書11版2018/3/20 原著は大部なため、中身をスリムにした『エッセンシャル細胞生物学』がベストセラーだと思います。

Biology: A Global Approach  2020/5/21 Neil Campbell, Lisa Urry, Michael Cain, Steven Wasserman, Peter Minorsky

Raven

レーヴンの教科書は自分は最近知りました。生化学の部分しか見ていませんが、細かい反応式には踏み込まずに、全体像をつかめるように、わかりやすく書かれています。

  1. Biology, 13th Edition  ISBN13: 9781264097852 By Peter Raven, George Johnson, Kenneth Mason, Jonathan Losos, Tod Duncan © 2023
  2. ISE Biology  2022/3/1 Peter Raven, George Johnson, Kenneth Mason, Jonathan Losos, Tod Duncan
  3. Biology 11th Edition by Peter Raven, George Johnson, Kenneth Mason, Jonathan Losos, Susan Singer 出版社:McGraw Hill 出版年月日:January 11, 2016 ページ数:1408 pages ISBN-13 ‏ : ‎ 978-1259188138
  4. レーヴン ジョンソン 生物学〈下〉 大型本 – 2007/5/1 P. レーヴン (著), J. ロソス (著), S. シンガー (著), G. ジョンソン (著), Peter H. Raven (原著), Susan R. Singer (原著), Jonathan B. Losos (原著), George B. Johnson (原著), R J Biology翻訳委員会 (翻訳)  培風館 (2007/5/1) 発売日 ‏ : ‎ 2007/5/1 言語 ‏ : ‎ 日本語 大型本 ‏ : ‎ 1295ページ ISBN-10 ‏ : ‎ 4563077976 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4563077976

 

細胞生物学の教科書も内容的にはオーバーラップします。

The Cell

アルバートのザ・セル。昔はこれが定番の教科書でした。

Molecular Biology of the Cell

ウェブで中身が公開されていました。https://digital.wwnorton.com/179437/r/goto/cfi/50!/4

Physical Biology of the Cell

物理学の視点から細胞を捉えたい人にはこの教科書がお勧め。定量的な感覚が身につくと思います。

Physical Biology of the Cell 2012/11/21  Rob Phillips, Jané Kondev, Julie Theriot, Hernan Garcia, Jane Kondev