転職後の後悔 会社選びのミス

今年度から転職先で働いてきました。年末に次年度の雇用条件を伝えられたのですが、期待したことを達成できなかったどころか、まさか?という待遇だったため非常に落ち込みました。

転職時の採用試験の面接では、「約束はできないが」良い話をいろいろしてもらって期待していたのですが、ふたを開けたらこのざまです。口約束がいかに軽いものかを思い知りました。自分の期待がかなえられなかった理由はというと、業績の思わぬ不振だそうです。

業績がどんなに悪くても常勤雇用されている職員たちは安泰なわけで、割を食うのは非常勤の人達です。派遣やバイトでどれだけ能力を発揮しても決して報われないような雇用システムなので、この会社は働く人の能力に応じた待遇に処するという感覚は全くないのかもしれないと思います。もちろん、業績を正当に評価するのは難しいので、年功序列になりがちなわけですが。

長く働いてくださいね、いつまでもいてくださいね、と皆声をかけてくれて期待してくれるのはありがたいのですが、それに見合った待遇がなくて頑張ってください期待していますと言われても、いや、そうはいっても自分はただの非常勤ですからと内心どこかで思ってしまいます。

時間軸のどこで見るかによって失敗にも成功にもなるのですが、2019年の年末という時刻で判断する限り、この転職は失敗だったと感じます。正直言うと他に選択肢がなかったので、会社選びをミスったともいえないのですが。前職に残っていたらもっと良い人生が待っていたとは全く思わないので。

業績不振のため口約束が果たされなかったということで、来年もまだ業績不振が続けばまた同じ待遇が待っているということでしょう。とにかく選択肢を増やさないことにはどうしようもありません。

もっと言えば、転職というのは相手から声を掛けられる状態で、つまり請われて行くのでないとだめだなとつくづく思いました。うまくいっている人はみんな、前の職での業績が評価された結果、お声がかかって次の場所へステップアップしているのです。募集が出ているのを見て飛びつくようではだめということでしょう。

さて、もう少し長い目でみたときに、失敗が成功に変わるものなのか、というより成功に変えないといけないわけですが、そうなるように努力を続けようと思います。生ぬるい場所にいて自分の中の競争力が失われる前に、外に出るか中でステップアップするかしなければなりません。

来年には今年の自分の頑張りや成果が数値として客観的に出るので、その数字が評価されて待遇に反映されるのかどうかを見てみるしかありません。と同時にまた新たな職探しをする必要がありそうです。他で職が見つかりしかも待遇の改善する余地がないとなれば、今の場所を離れることになんの躊躇もいらなくなります。今年度、いろいろな人にお世話になって、非常に仕事しやすい環境を与えてもらってはいますが。