アートとサイエンス

生命科学系大学生・大学院生のための大学レベルの生物物理化学・生物物理学の教科書 

 
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物理化学の教科書は名著と呼ばれるものが多数あって、どの教科書で勉強するか迷うところです。生命系の学生には、興味あるトピックにずれが生じるため、生命系の学生を対象にした物理化学の教科書がよいように思われます。生物物理化学と生物物理は区別があまりないので、合わせて紹介します。

Biophysics: An Introduction

Christiaan Sybesma著Biophysics: An Introduction  1989/7/31

生命科学の理解および生命科学研究の測定手法で登場する物理的な事柄が簡潔にまとまっていて読み易い教科書。

Biological Physics

Philip Nelson著Biological Physics ~Energy, Information, Life~

数学を使って生物物理を理解したい学生のための本と前書きに書かれており、数式は遠慮せずに使われています。表紙が神経細胞の写真だけあって、神経細胞における興奮の伝達にも1章が割かれています(最終章 第12章Nerve Impulses)。第4章は拡散について。拡散は生物学においては中心的なトピックですが、教科書の中で拡散を詳説した物理化学の教科書はあまりないため、このような生命科学を志向した教科書の存在意義は大きいと思います。

 

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